小野小町は平安時代を代表する女性歌人で六歌仙の一人にも数えられます。また絶世の美女としても知られており、その小町が産湯に使ったとされる伝説が残る泉です。泉の中には鯉が泳いでおり、えさをやることが出来ます。泉の周りは公園として整備され、町民のいこいの場として親しまれており休日などは家族連れが多く訪れています。また、ホタルの生息地としても有名です。 ホタルの見頃は5月中旬から6月上旬となっております。
明治10年の西南戦争最大の激戦地「田原坂」。“越すに越されぬ田原坂”の民謡でも知られ、十七昼夜の激戦がここで戦われた。1日で使用された弾丸32万発。弾と弾が空中でぶつかりあったと伝わるほど激しい戦いとなった。当時使用された銃器類や戦況を伝える電文・錦絵などを展示している。四斤山砲模型、西南戦争当時の写真・資料等600点余りを展示、資料館館内では、「西南戦争田原坂」のビデオを常時上映している。
54万石の城下町、熊本のシンボルであり日本三代名城の一つに数えられる熊本城。明治10(1877)年の西南戦争の際に天守閣が焼失したものの、52日間もの篭城に耐え、難攻不落の堅固な造りを天下に知らしめました。昭和30(1955)年には、熊本城跡が国の特別史跡に指定され、昭和35年(1960)年に大小天守閣の外観復元以降、平成20年春、本丸御殿が落成いたしました。
この美術館は市の中心市街地活性化の一環として、熊本市のメイン通りである通町筋と上通との交差点に建つ「びぷれす熊日会館」内に設けられております。美術館があるビルには鶴屋百貨店の一部も入居するなど、熊本市きっての繁華街に立地している。熊本県の画家である故井手宣通コレクションで有名。またジェームズ・タレル、マリーナ・アブラモヴィッチ、草間彌生、宮島達男といった国際的に活躍する4人の現代美術家たちによるインスタレーション作品が館内に恒久的に展示されている。
熊本市の西方、金峰山(きんぽうざん)山麓にある洞窟。うっそうと茂る樹木におおわれ、神秘的な霊場として知られる雲巌禅寺(うんがんぜんじ)の裏山にあり、洞窟内には岩戸観音(いわとかんのん)の名で知られる観音像が安置されています。晩年の5年間を熊本で過ごした宮本武蔵(みやもとむさし)が、この洞窟にこもって兵法書「五輪書(ごりんしょ)」を著したことは、あまりにも有名。
二刀流の剣豪・宮本武蔵は晩年を熊本で過ごし、熊本の千葉城にあった家で、62歳の生涯を閉じました。熊本時代は、肥後藩主・細川忠利公の客分として招かれ、金峰山の霊巌洞(れいがんどう)という洞窟で「五輪書」を完成させ、茶や書画の道にあたるなど、剣と人生の集大成ともいえる時期を過ごしたといわれています。その死後も藩主を見守りたいという遺言から、参勤交代の行列が通る大津街道(現在の県道337号)沿いに墓が建てられ、そこが現在の武蔵塚公園となっています。
瑞泉寺は、種田山頭火が大正14年(1925年)、43歳の年から1年2か月の間、堂守(どうもり)をしていたお寺です。入り口に、種田山頭火の像と句碑が建てられています。 句碑には、「松はみな 枝垂れて 南無観世音」と刻まれております。